三月二十九日、荒川神社仮遷座祭が行われました。ご神体を遷(うつ)し奉る祭儀を神殿の改築・修理にあたって、一時仮殿(かりどの)へご神体を遷し移座する祭儀。遷座祭には、2つの種類がありお伊勢さんや出雲大社のよう定められた周期に行う式年遷座祭と、神殿の修理などのために行う臨時の遷座祭とがあります。一般の神社では遷座祭というのに対して、お伊勢さんは遷宮祭、式年遷宮祭と称されています。
闇の中でご神体は唐櫃の中に移され、白装束の方によって丁重に運びだされ、神職を先導として氏子総代さん関係者の方とつづき、行列は古式ゆかしく参道を進みたくさんの氏子の方々が見守られる中、増泉出世稲荷神社の仮殿に仮安置され、無事仮遷座を終えました。